Resonance

快復への道のり

二層性

あるいは二相性。

 

現実、というものはなんなんだろう。

というのも、現実感があまりにもないように思えるからだ。自分の意に沿わないからそう思えるのか、愛着が湧かないからか、単に加齢とはそういうものなのか、あるいは病的なものなんだろうか。

アスファルトのひび割れも、乾ききった苔が張り付く硬い地面から伸びる異様に青々とした雑草も、嘘くさい。テクスチャを貼ったみたいに嘘くさい。

新たに開業したビルも、あっという間に震災で倒壊するか、不景気と人口減少のうちに朽ちていくかするようだ。退潮の色は、隙間に溜まった綿ぼこりを見るに明らかだ。なぜ掃除しないのだろう。

なるようになれ、僕の知ったことじゃない。