Resonance

快復への道のり

固有名詞

京都で過ごしている。

 

日常を離れて、Twitterを離れて、名も知らぬ土地を、この足で歩こう、と思って来たのだが。

ほとんど実現できていないので、もういいやこの際、と思って、書くことにした。

 

ラスコー洞窟よりも更に1万6000年ほど古い、人類最古の壁画、ショーヴェ洞窟を360°撮影した映像の中に、時間を忘れて浸りきっていたのは一昨日のことだ。

床に寝そべって、巨大な4Kディスプレイに映される光景を、ただただ眺めていた。

 

スペックに、こだわり過ぎる。

人類最古の、とか、4Kディスプレイ、なんてのは、本質的なことではないのだ。

固有名詞も使い過ぎる。

 

秘密の場所も見つけてしまったし、鴨川も橋15本分くらいは歩いてしまったので、はてさて。

 

余力があれば、奈良市やもっと山深い吉野まで行ってみようか。なんなら石舞台古墳箸墓古墳大神神社春日大社橿原神宮もいいよなぁ、なんて思っていたけれど、欲張りにもほどがあったのだ。

 

なんとなく知ってるよね、ここ、というところを歩き回って、どこでもないここにいる。

 

「地獄はここにありますよ。この、頭の中にね」と、劇中で話していたキャラは、5分後には息絶えている。

そんなのを、烏丸線の中で虐殺器官を読んでいた女性を見て思い浮かべる。

 

そうさねぇ。どこに身を置こうとも、意識ばかりはここにいるのだ。

 

土星リングの内側軌道へのミッションを始めたカッシーニや、既知の地球生命の起源を大幅に遡る化石の発見も、あれもこれも、同時並行的に起きていて、僕はいまここで、何にもならないことを残そうと入力している。

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