Resonance

快復への道のり

消息不明

あるいはインターネットに感じる儚さ。

 

√hPaというサイトで大人びたテキストを綴っていた彼女は、早々と仙台市内で就職し、サイトを閉じてしまった。

 

秋田の田園と里山の間に住んでいた彼女は、ミチロウという猫とパンクロックが大好きで、結婚して高円寺だか、そのあたりに引っ越して、一児の母になったらしい。

 

カリフォルニア州に旦那さんの転勤とともに居を移した一児の母は、現地で第二子を出産し、無痛分娩という体験について語っていた。

iPhoneが最近めっきり不調で、と呟いたきり、その後はどうされているのかわからない。

 

洗足池駅近辺に住んでいたこともあるという神戸の女の子は、カナダに留学し、結婚してブラジルに行った。今はどうしているのだろう。

 

徳島県の大学で脳波の変化について研究していて、雪の舞い散る高松で、バスでしかたどり着くことのできないカフェで過ごした彼女とは、渋谷スペイン坂の、アルコールランプが灯るバーでもぽつぽつ語った。

就職して三田市に勤務したあと、結婚して山陰に引っ越して、漢方のお店で働いていると教えてくれた。

 

生物系を学んでいて、自らもモデルになったりして写真を撮っていた彼女は、一旦は都立神経研で働き始めたが、もう辞めると言っていた。

 

そんな消息不明な女の子たちが、僕にはたくさんいる。

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