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Resonance

快復への道のり

酩酊

男性が酩酊して、本心をあらわにさせるの、かなり苦手だ。

 

学生時代からあまり好きではなかったが、あの頃は、年上と言っても所詮はみんな学生、大したことはない。

 

今年5月のこと。

会社の研修の、運営側の打ち上げみたいな感じでの飲み会。講師を労う、という趣旨だったのだが、その講師が新幹線の時間のためにいち早く帰り、遅れてやってきた女性社員たちも折をみて帰ってしまうと、課長をはじめ、年配の男性だらけに。

 

そんなタイミングで、他社を定年退職し、アルバイト雇用の形でぼちぼち働いていた彼は、誰よりも偉い存在となった。

 

彼は、課長に対して、普段は口にしてこなかったこと、女性社員がいたなら決して言わなかったであろうことを、とめどなく、怪しくなってきた呂律で、くどくどしく語り続けた。

 

いやはや、酷い有様だった。

あの時の彼は結局、何を口にしたかなんて、多分ほとんど覚えてはいないだろう。

翌日には、あれだけ飲んだのにちゃんと来れたよ、さすがだろう、みたいなことを彼のいつもの顔で言っていた。

 

おかげさまで今、僕はここにこうしておりますとも。

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