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Resonance

快復への道のり

考えを深めるな

まさに今この瞬間、逆行している。

それくらい、トランプショックは大きかった。

 

午前中に開票速報を眺めた時は、まだ、そうか、伝統的に共和党強い州から開票結果確定してるんだな、くらいにしか思っていなかったのだが、テキサス州からカナダ国境に至って連なる中央部の州をトランプが独占し、マップが赤く染まっていくにつれて、おや、という違和感と畏れに駆られた。

過去、落とした候補が当選したことは無い、と言われていたアイオワ州も、いつの間にかトランプ優先が伝えられていた。

 

正常性バイアスとは恐ろしいもので、カリフォルニア州はどうせ、ヒラリーが取るし、フロリダ州さえ取れば、勝利確定だろう、と思っていた。

 

昼食を終える頃には、勝敗ライン270に対してトランプ244、ヒラリー215。決まったも同然の様相だった。

日経平均株価後場が開いた瞬間から雪崩を打って下落し、為替はいつの間にか4円近く円高に振れていた。

 

「こういう日は電車に飛び込む奴が出て、ダイヤが乱れるんだよね〜」なんて、まったく冗談にならない冗談を口にしている時点で、現実逃避が始まっていたのだと思う。

 

アイオワ州フロリダ州、どちらもトランプが制して程なく、勝利宣言の報が聞こえてきた。

 

世界のパワーバランスが変わる、その一歩手前にまで足を踏み込んでしまったのではないか。

そんなことを考え始めると、頭が、比喩抜きで痛み始めた。

 

 

その昔、テキストサイトをやめてはてなダイアリーにごく稀に投稿するようになった人が、こんなことを書いていたことを思い起こした。

 

「日本は主体的に生きていくことのできない、どうしようもないよちよち歩きだけれど、ついていく人だけは間違えないようにしないとね」

 

今はただただ、米国議会の賢明さに期待を寄せるだけだ。

 

トランプショックと言えるほどの下落で終えた東証と、さすがに短期に円高に振れ過ぎだと思ったのか、急速に値を戻したドル円相場。

環太平洋のパワーバランスも危惧するが…いや、もうこれは思考中断するしかない。

 

カナダ移民局のサイトがアクセス過多でダウンしたなんてのも、語り継がれるエピソードになるのだろうか。

 

これからは、自分の所属する小さな小さな共同体の最大幸福を追求する、そんな生き方が善である、という時代になるのかもしれないな。

 

2016年は、歴史に残る年になる、のだと思う。

 

おやすみ、世界。

 

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