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Resonance

快復への道のり

羊飼いという生き方

僕の理想は、羊飼いだ。

 

夏になれば、牧草地を求めて羊たちを連れて山を登る。電気は引かれていないが、清流が汲め、キノコと野生のベリーが採れ、川魚が釣れる。たまには猟師から鹿肉を手に入れられるし、山の恵みには事欠かない。

羊たちが草を食んでいる間は、薪を割ったり、水を汲んだりするのだ。

牧羊犬を操って、夕暮れ前に羊小屋に入れてしまえば、あとはしんとした夜気に包まれた山小屋で、薪火で調理をし、本でも読もう。あるいは、斧や鉈の手入れを。

灯りはランプでとればいい。

 

時折、フクロウや鹿の鳴き声も聞こえる。

 

陽が昇る様を眺めながら、コーヒーを沸かし、犬達にも餌をやる。

羊達を野に放てば、また新しい一日が回り始める。

 

そんな生活。