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Resonance

快復への道のり

蜻蛉の夢

暖かな海の中で、ちっともエサをとれずに、細くまっすぐに伸びているはずの黒い口吻も折れて短くなって、死にそうな魚。

僕は、餌になりそうなジェルの詰まった透明なビニールパックをなぜか持っていて、弱ったその個体を捕まえて、残った口吻を射し込んでやる。

弱り切っていたかに見えた個体は、どんどん飲む速度を上げて、体色が鉛色から、本来の青みを帯びた銀色に輝き、口吻も本来の長さ以上に伸びて、それでも飲み続けたその個体は一瞬、血液と同系色になったあと、膨れ上がり、鱗や鰭の輪郭だけほっそりと残して透明になり、ポロポロと弾け飛んでしまった。

 

まるで蜻蛉には見えなかったけど、そのように感じた、点滴を受けた後の夢。

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5本脚と3つの光源

そんなものに目を向けながら、50分。

 

緩やかな金属表面が反射する光源は、少し眺める角度を変えても、正確に逆三角形を描いているようだった。

 

左手がやけに震える。

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円相

映画「メッセージ」の公開初日に。

 

静かな7本脚の地球外からのお客さま。彼らは墨のように空中に円環状の文書を描く。その文法を取得することで、得られる世界観が変わる、というストーリー。

また出てきたよ、サピア=ウォーフの仮説。

 

認知論と決定論な話として読んだ。

 

ヴロツワフではビエンナーレが始まっている。

コペンハーゲン経由で行けるのだけど、やめておこう。自分からはどうやっても離れられないのは、京都で十分に確かめた。

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ミキモト

じっくり休む時間が必要なんだ、という話を、カナダでのワーキングホリデーから戻ってきた元同僚と。

仕事を見つめ直す為に会社を辞めて、夫と共にカナダに滞在して戻ってきた彼女は、また同じ職種に戻ったそうだ。

 

夫から彼女には家の鍵を忘れたので早く戻って来て欲しい、とメールが。

そして彼から僕には、最近どうよ、というメッセージが。

 

世の中、大変だね。

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井戸と洞窟

タイトルだけ付けて、思いを展開してみよう。頭をゆるっとさせるためにも。

 

井戸。地下水を汲み上げるために掘り抜かれた穴。昔であれば手掘りで、滑車につけた釣瓶を落としたりなどして汲むもの。

村上春樹がよく物語の中に登場させている。石を投げ込まれたり、枯れた中に潜り込まれたりしている。

 

洞窟。自然地形として形成されるもの。石灰岩が水による侵食を受けて削り抜かれることも多い。太古の人類が暮らし、絵画を残したりもしている。独自の閉鎖的な生態系を構築している場合もある。evalaさんが師匠に教えられたとっておきの場所に、洞窟があるそうだ。

 

井戸は、水を、あるいは他の地下資源を汲み上げる為に掘られる。

洞窟は、ただそこに在る。

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消費する

消すことに費やす。

 

有限的な時間の中で、どれだけを何に振り向けるか。人間としての生活であったり、キャリアであったりは、そのような観点で眺めることができるだろう。

 

今の僕は、生産的な行動をゼロにして、消費活動だけが残っている。金銭的にも、時間的にも、ただただ、費やしているのみだ。

 

経験しているその瞬間と、あとから振り返った時では、その経験の意味合いは異なるだろう、と思ってはいるのだけれど、くどいようだが、今、と、これから、しかないんだよ。

 

分からんなぁ。

大切にしたい価値観が何であるかも。

ままならなさすぎて。

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Trials and Errors

試行錯誤。

 

自己認識としては、2009年に始まったサラリーマンとしての生活が、先月限りで終わった。

いまは何者でもなく、一個人である。

 

サラリーマンには向いてもいなかったし、求められるものを供することもできていなかったし、得られるものも相対的には乏しかったのではないだろうか。ずいぶんと長い試行錯誤は、一旦区切った方がいい、というか、これ以上の猶予は、様々な面で残されていなかったのだろうと思う。

 

次は何にトライするんだろう、と煩悶し続けている間にも、時は流れてゆく。

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